<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 七德舞 美撥亂陳王業也>
<Format: 樂府詩>
<Year: 2011>
<BookName: 白楽天詩選（上）>
<Translator: 川合康三>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 七徳（しちとく）の舞（まい） 　乱（らん）を撥（おさ）め王業（おうぎょう）を陳（の）ぶるを美（ほ）むるなり>
<BookPage: 108>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
七德舞，
七德歌，
傳自武德至元和。
元和小臣白居易，
觀舞聽歌知樂意。
樂終稽首陳其事，
太宗十八舉義兵。
白旄黃鉞定兩京，
擒充戮竇四海清。
二十有四功業成，
二十有九即帝位。
三十有五致太平，
功成理定何神速。
速在推心置人腹，
亡卒遺骸散帛收。
飢人賣子分金贖，
魏徵夢見子夜泣。
張謹哀聞辰日哭，
怨女三千放出宮。
死囚四百來歸獄，
翦鬚燒藥賜功臣。
李勣嗚咽思殺身，
含血吮創撫戰士，
思摩奮呼乞効死。
則知不獨善戰善乘時，
以心感人人心歸。
爾來一百九十載，
天下至今歌舞之。
歌七德，
舞七德，
聖人有作垂無極。
豈徒耀神武，
豈徒誇聖文。
太宗意在陳王業，
王業艱難示子孫。
<End Poem>
<Translation>
七徳の舞、七徳の歌、それは武徳から元和まで伝えられてきました。
元和の一臣、白居易は、舞を見、歌を聞き、この楽の意義を解し、曲が終わるや稽首してその事を申し陳べます。
太宗は十八歳で義軍を挙げ、白い旗、黄金のまさかりを手に東西の都を平定されました。
王世充を生け捕りにし寶建徳を殺し、四海を静められました。 二十四の歳に功業を成し遂げ、二十九で帝位に即き、三十五で太平をもたらしました。 
功業の成就、治世の実現、神業のようなすみやかさ。すみやかなるは、御心が人々の腹中に透み通ったからです。
戦没した兵士の遺骸は金に糸目をつけずに収集し、
食うに困り売られた子供は金銭を出して買い戻しました。
魏徴が夢枕に立ったのを見て天子は涙をこぼされ、
張公謹が亡くなったとの報に、哭してはならぬ話の日であっても働哭された。
哀れな宮女三千人を後宮から放出し、
死刑囚四百人は監獄に戻ってきました。
ひげを切り薬を焼いて功臣に賜り、李勣は嗚咽して帝のためには命を捧げようと考えました。
血を嘗め傷口を吸って戦士をいたわったので、李勣は心昂って叫び、帝のためなら命を差し出したいと言いました。
こうしたことからわかります、戦闘にすぐれ時の勢いに乗じただけではなく、その御心が人を動かしたので人心が帰したのだということが。
それから一百九十年、天下は今に至るまで歌い、舞っております。
七徳を歌い、七徳を舞う、聖人ならばこそ創りだしたもの、永遠に続きます。
神々しい武力を輝かせるだけではありません。神聖なる文徳を誇るだけではありません。太宗の思いは帝王の業を陳べ、帝王の業の苦難をご子孫に示すことにあったのです。 
<End Translation>
<Formatted Translation>
七徳の舞、
七徳の歌、
それは武徳から元和まで伝えられてきました。
元和の一臣、白居易は、
舞を見、歌を聞き、この楽の意義を解し、
曲が終わるや稽首してその事を申し陳べます。
太宗は十八歳で義軍を挙げ、
白い旗、黄金のまさかりを手に東西の都を平定されました。
王世充を生け捕りにし寶建徳を殺し、四海を静められました。
 二十四の歳に功業を成し遂げ、
二十九で帝位に即き、
三十五で太平をもたらしました。 
功業の成就、治世の実現、
神業のようなすみやかさ。
すみやかなるは、御心が人々の腹中に透み通ったからです。
戦没した兵士の遺骸は金に糸目をつけずに収集し、
食うに困り売られた子供は金銭を出して買い戻しました。
魏徴が夢枕に立ったのを見て天子は涙をこぼされ、
張公謹が亡くなったとの報に、哭してはならぬ話の日であっても働哭された。
哀れな宮女三千人を後宮から放出し、
死刑囚四百人は監獄に戻ってきました。
ひげを切り薬を焼いて功臣に賜り、
李勣は嗚咽して帝のためには命を捧げようと考えました。
血を嘗め傷口を吸って戦士をいたわったので、
李勣は心昂って叫び、帝のためなら命を差し出したいと言いました。
こうしたことからわかります、戦闘にすぐれ時の勢いに乗じただけではなく、
その御心が人を動かしたので人心が帰したのだということが。
それから一百九十年、

天下は今に至るまで歌い、舞っております。
七徳を歌い、
七徳を舞う、
聖人ならばこそ創りだしたもの、永遠に続きます。
神々しい武力を輝かせるだけではありません。
神聖なる文徳を誇るだけではありません。
太宗の思いは帝王の業を陳べ、
帝王の業の苦難をご子孫に示すことにあったのです。
<End Formatted Translation>